【経営戦略×人材採用】御社の採用ブランディングを考えてみましょう‼

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こんにちは、BRMzの池田 雄紀(中小企業診断士)です。

前回の記事で「選考前に募集企業と候補者双方が理解を深める方法」をお伝えしました。
本稿では、もう少し上方の戦略レベルのお話、「採用におけるブランディングの考え方」をご紹介したいと思います。

<<前回までの記事>>
【経営戦略×人材採用】御社の採用戦略を考えてみませんか‼
【経営戦略×人材採用】御社の「求める人材像」を考えてみましょう‼
【経営戦略×人材採用】御社の採用プロセスを設計しましょう‼
【経営戦略×人材採用】採用選考における注意点を知りましょう‼
【経営戦略×人材採用】選考前に相互理解を深めましょう‼

採用ブランディングってなに?

「採用プロセス」とは?

「採用ブランディング」(エンプロイヤーブランディングともいう)とは、そもそも何でしょうか。
通常、ブランディングというと、企業あるいは自社の製品・商品・サービスの特徴を強調するものですよね。

「採用ブランディング」も全く同様の考え方であり、人材採用という領域において企業としての特徴を訴求することを指します。
御社の「現状」と「あるべき姿」を比べたとき、そのギャップを埋めるための手法で、
経営戦略とも密接にリンクするテーマです。

ここで、これからお話することは、「製品・商品・サービスの差別化」の話とは全く異なる点に注意してください。
顧客・ユーザーではなく、将来のメンバー候補に向けて魅力を訴求するものですから、製品・商品・サービスの魅力はその一部を構成する要素に過ぎないのです。

では、従業員にとっての魅力とは何でしょうか。
そして、御社が採用活動の場で語るべき魅力とは何でしょうか。
少し考えてみてください。

・・・

パッと思いついた方もいらっしゃれば、
「魅力ある就業環境ではないかもしれない」と気持ちが暗くなった方もいらっしゃると思います。

安心してください。
御社の就業環境、社内風土に合った方は必ず存在します。
大事なことは、そうした方にどうやって自社を知ってもらうかということです。
そのために、「御社で働くことの価値・魅力」を言語化する必要があるのです。

言語化にあたって大事なポイントはたった一つです。
ずばり「誰にでもわかりやすくて伝わる」こと!

それでは、採用ブランディングの進め方を見てみましょう。

採用ブランディングの進め方

人員計画・採用計画をどう作りこむか

「ブランディング」というと、「誰もが御社に入社したくなるメッセージ」を探したい気持ちになると思います。

これは半分正しくて、半分間違っていると言えます。
誰もがわかる必要はあります。
また、認知度を向上することが採用ブランディングの目的の一つです。

でも、誰もが「御社に入社したくなる」必要はありません。
採用ブランディングは、御社の能力強化に貢献してくれる人に関心を持ってもらえるメッセージであればいいのです。
そのためには、「求める人物像」に該当しそうな候補者をターゲットに、
御社の社風を伝えることが最初の第一歩になります。

ここで、例えば以下のようなメッセージを訴求するとします。

「皆で和気あいあいと助け合う雰囲気です!」
「成果を競い合い、互いを高め合う雰囲気です!」

それぞれに実際の社内の雰囲気を表しているのかもしれませんが、どこの企業でもあてはまりそうですよね。
わかりやすく簡潔で、明確なメッセージではあります。
しかし、あまりにも一般的で薄い表現だと、候補者の印象に残りません。
(下手をすると、直前に別の会社が同じような表現をしているケースを目にしているかもしれません!)

御社がアピールしたい点を実情に沿って、御社なりの表現や具体例を用いることがミソです。

「私たちの会社では、社内に自主的な勉強会が開催されており、交代で講師を受け持っている」とか、
「成果次第で表彰される制度があって、そこで得られた旅行券で家族と人生を楽しめる」とか、
具体的でワクワクするようなエピソードの紹介を織り込みましょう。

これらは文章だけでは表現しきれません。
写真や動画のイメージもふんだんに活用して、視覚・聴覚に訴えて印象付けることがポイントです。
現場社員に登場してもらって、リアルな声を紹介するのも一案です。

いずれにしても、様々なコミュニケーション手段で候補者と触れていくにあたって、
相手と対話する中で伝えていく情報は変えていくことになりますが、
どこが魅力なのかという点については「一貫性を持って伝える」必要はあります。
皆が好き勝手に別々のことを発信すれば、候補者は混乱してしまいます。

本稿のまとめ

「採用におけるブランディングの考え方」を本稿でお伝えしました。

「採用ブランディング」時間をかけて実行していくべきものです。
試行錯誤を繰り返しながら、一貫性を持ったポリシーとして固める必要があり、手間やコストも相応にかかります。
しかし、生涯で離職・転職を経験することが当たり前になりつつある昨今、
「採用ブランディング」によって入口でピタッとはまる候補者に集まってもらうことは、
結果として採用コストの低減に留まらず、企業価値の向上につながります

そうはいっても、候補者に対するアピールにつながる言語化は難しいと思います。
複業集団BRMzでは多様な業界・業種の出身者が自身の転職の経験を活かして、双方の準備をお手伝いすることもできます。
御社の経営戦略や人材戦略を中小企業診断士として把握したうえで、採用選考の設計からお手伝いします。

「自社の魅力をまずは見出したい」
「採用活動で使用する動画を作りたいけどこから手をつけたらいいかわからない」

そんなところからのスタートでも結構です。
まずは、BRMzまでお気軽にご相談ください!

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