研修と現場をつなぐ!2つの大事な観点

みなさん、こんにちは!BRMzの川村 匡弥(かわむら まさや)です。私は企業研修やコンサルティングを通じて、そこで頑張る「人」の力を最大化させることをミッションに、活動をしています。

今回は、研修やセミナーでの実体験を通じて、どうすれば研修効果を現場に持ち帰れるか?ということについて、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

研修の効果がでないときの共通点

人材育成のひとつの方法としてすぐ思い浮かぶものとして、研修がありますね。モノによっては無料の研修もありますが、大抵は安くない料金を払い、社員さんを送り出しているのではないでしょうか。

にもかかわらず、受講した社員に変化は見られず、「研修の意味ないじゃん!」となることもあるのではないでしょうか?どうしてそういう結果になってしまうのか、少し考えてみましょう。

インプットの準備ができていない

何かを学習するときに重要になるのが、「目的」です。それがないと、なにをどう学んで良いのか、なにを学ぶべきでなにを学ばないべきか判断ができません。

また、内容を既知のもの、誰かから学ぶ必要のないもの、と判断し、聞く姿勢が作れていない、なんてこともあります。

ニーズがあり、必要だと判断されたから、研修に出ているはずなんですけどね(^^;

アウトプットによる学習ができていない

3歩進むと忘れるニワトリのように、人も3日やらなければ多くのことを忘れてしまいます。この忘却を起こさないためにも、アウトプットは重要なのです。

また、アメリカの研究機関が出している調査によれば、通常の講義やセミナーによる学習内容の定着度合いは、たったの5%という結果も!

ラーニングピラミッド
出典:キャリア教育ラボ(https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/707/)

このピラミッドを見ると、より定着させるためにはアウトプット効果的であることも併せて分かりますね。

実りのある研修にするためには

さて、ここまで挙げた効果が出ない共通点ですが、これは講師の工夫が足りないことが原因で引き起こされることも多くあります。

しかしながら、この人なら!と思える講師を呼んだにもかかわらず、あまり効果が出ていない...そんなときは、会社として、できることがあるかもしれません。以下ではそれを少し見ていきましょう。

効果がでない要因を取り除く

まず、「インプットの準備ができていない」場合です。会社のルールや上司命令でで受講しなきゃいけなかった場合に、この状況になることが多いと思います。

この際に大事なのは、受講することでその人にどんなメリットがあるのか、しっかりとイメージさせ、理解させることです。そうすることにより、本人も研修に臨むインセンティブを得るため、能動的に参加するようになります。

次に、「アウトプットによる学習ができていない」場合です。

参加した研修によっては、業務と直接的に関連していないため、アウトプットの機会がない、というケースもあるかもしれません。

そんなときは、受講者を「講師」にして、社内に広めてもらうというやり方が良いかもしれません。それも、参加者は少人数にして、複数回講師の役割をしてもらう。そうすることで内容の他にも、どうすれば話が伝わるか、といったトレーニングにもなりますね。受講前に、あらかじめその日程を決めておくと、より効果的かもしれません。

理屈だけでは人は動かない

しかし、それだけでは解決しないこともあります。ここまでお話したことは、どちらかというと理屈に寄った話です。

「受講する意味はわかったけどどうしても気乗りしない...」「アウトプットはめんどくさいし恥ずかしい...」「研修1つくらいじゃ何も変わらない...」

そういった心のブレーキが働いていることもあります。理屈だけでなく感情面でも納得させることができるかどうかか、最終的には重要になってきます。この辺りのことは、また別途書いてみるつもりです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?研修の費用対効果を最大化するためにも、もし取り組めていないことがあれば、検討してみるのも良いかもしれません。

また、BRMzでは、多様な人材が集まっている特徴を生かし、さまざまな種類のセミナー・研修を開催しています。学習効果が高くなる工夫を取り入れた構成で、みなさんのレベルアップを応援します!ご興味がありましたら、一度お問い合わせください。それでは!

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