【経営戦略×人材採用】Z世代を理解して優秀な若手社員を確保しましょう!!

こんにちは、BRMzの池田 雄紀(中小企業診断士)です。

前回の記事で「人を紹介してもらえるルート」について考えてみました。
今回はZ世代をテーマに取り上げたいと思います。

本稿では、有望な若者たちであるZ世代について理解いただきたいと思います。
なお、本稿の内容はあくまで「世代論」として一般的傾向を示すものに過ぎず、候補者の個性に注目した対応が必要です。

<<前回までの記事>>
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Z世代とは

「採用プロセス」とは?

Z世代」という言葉、実は米国発祥だとご存知でしたか?
"Generation Z", "Gen Z", "Gen Zers"などと呼称されているようです。
明確な定義がなされた世代分類ではないため、対象となる生誕年に幅がありますが、概ね1990年代中盤から2010年生まれの方を指すようです。

本稿を執筆している2023年時点でみると、10代~30代前半というところでしょうか。
米国における人口比では最大規模を誇るゾーンであり、世界的にも人口の1/3を占めるともいわれる世代です。
今後、国際社会の中心的役割を担う世代といっても過言ではありません。
世代の拡がりをみていただければわかるとおり、新卒採用を実施していない御社にとっても、重要な候補者の年齢層ということになります。
むしろ、経験者・キャリア採用で多数の候補者に遭遇することになりますから、Z世代の特徴を理解しておくことが必要です。

Z世代の特徴

人員計画・採用計画をどう作りこむか

Z世代はデジタルネイティブ世代ともいわれます。
情報社会に生まれ落ちたため、スマートフォンやSNSによるコミュニケーションを当たり前のように使いこなし、他の世代と比較するとITリテラシーに優れています。
その他にも、個人差はあるものの、一般的傾向として以下のような特徴があります。

①自分自身の感性・価値観を重視する
Z世代は「自分らしさ」を大切にしているため、自分自身の感性や価値観を重視しています。
共感を伴う形でこれらを認めてもらいたいと考えているため、承認欲求が強いように見えます。
しかし、Z世代以上の年代の方に見られる自己中心的な考え方とは異なり、自分にとって自由度の高い世界で安心して生活を送りたいという切実な願いが込められています。
働き方の上でも、ワークライフ・バランスを当然重視しており、「根性論」は通用しません。

②タイムパフォーマンスを重視する
「費用対効果」を示すコストパフォーマンスに加えて、「時間対効果」を意味するタイムパフォーマンス(タイパ・タムパ)を重視する傾向が強く見られます。
動画の倍速視聴に代表されるように、多くのコンテンツを効果的に享受したいと考えているのです。
仕事の上でも効率を重視しているため、生産性の低い取組みを改めることに大変熱心です。
また、生産性を飛躍的に向上可能なIT投資に前向きな傾向が見られるため、社内改革で大きな力になってくれることが期待されます。。

③インターネットでの情報収集が当たり前
Z世代が行う情報収集の方法には大きな特徴があり、情報が操作されているかもしれないクチコミサイトよりも、SNSにおける生の声を重視しています。
インターネットには情報が無秩序に溢れています。
大量で粒度が調整されていない情報の波から、自分にとって有意義な情報を嗅ぎ取る必要があるため、リテラシーの水準が求められることにもなります。
したがって、Z世代は「情報弱者」となることを避けるため、より慎重な情報収集・分析を行っているといえるでしょう。
御社にとっては、Z世代の採用にあたって、WebサイトやSNSを通じた継続的な情報発信が求められることになります。

近年、SNSで公式アカウントを開設する企業が増加しています。
この取組みは一長一短となるおそれもありますが、Z世代にとっては安心につながる材料を提供できます。
実際に社員が働いている姿を画像・動画で伝えることで、社内の雰囲気を伝えることができます。
また、そこでは社員一人ひとりが持っている価値観を積極的に発信することで、Z世代の候補者に共感してもらうことが大事なのです。

Z世代を迎え入れる最大のメリット

言うまでもなく、日本では生産労働人口が減少しており、その傾向は加速しています。
そうした中、Z世代に目を向けてもらえる企業になることは、人材確保上最大の課題であるといっても過言ではありません。

以前の記事でも述べたとおり、転職が珍しくなくなった現代において、企業は採用活動においてZ世代のニーズを汲み取り、変革していく必要があると考えます。

Z世代を迎え入れ、彼らとすり合わせを行うことで、自社の変革を促進することができます。
その変革を手伝ってもらう過程で自社に愛着を持ってもらえば、長く御社に貢献してもらえることも望めます。

価値観やストーリーを大事にするZ世代は、持続可能性を象徴する存在ともいえます。
Z世代に選ばれる企業が、複雑化する事業環境の中で生き残っていけるものと考えられます。

本稿のまとめ

「Z世代」の特徴や採用するメリットを本稿でお伝えしました。

世代的なギャップをお感じになった方も多いと思います。
多様な価値観を受容する度量があるZ世代にとっても、他の世代の価値観との摩擦は最も避けたいことの一つです。
しかし、現実にはZ世代に馴染んでもらうことが難しい企業が多いというのが実態です。

複業集団BRMzは20代~30代の中小企業診断士が集まっています。
同世代の視点から、Z世代に長く働いてもらえる職場環境づくり、制度設計をお手伝いすることが可能です。

「Z世代を採用して力になってもらいたいけど、アプローチの仕方がわからない」
「Z世代の社員がすぐに辞めてしまう。どうしたらいいの…?」

そんなところからのスタートでも結構です。
まずは、BRMzまでお気軽にご相談ください!

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